建設業は、人々の生命・財産・暮らしを守る社会資本整備の担い手であり、地域の活力となる経済や雇用等を支える基幹産業として、経済・社会の発展に寄与しております。
 また、自然災害時には、最前線に立ち地域の守り手として大きな役割を果たしておりますが、一方で、担い手不足、特に若年層の担い手の確保のほか、働き方改革への対応などの課題に直面し、さらに、建設資材価格高騰や労務費の上昇など経営環境は大変厳しい状況が続いております。

 北海道内の公共工事において、昨年は前年に比べ請負額が増加してはおりますが、地域の安心安全や発展のため社会資本整備の一翼を担っている建設業界の持続可能な経営のため、安定的な公共事業量の確保を期待しております。

小樽市においては、公共施設再編計画の着実な推進や道路・橋梁等の耐震改修・長寿命化対策が進められており、今年末には、新総合体育館整備事業への着手が予定されているほか、新幹線の新小樽駅周辺地区の再開発及び小樽駅周辺地区の再々開発等については、将来を見据え業界としても積極的に取り組まなければならない課題と考えております。

このため、昨年4月に建設業に対して適用となった時間外労働規制について、建設業は受注産業であり、また、積雪寒冷地であるという特有の事情もあることから、発注時期や適正な工期の設定、工事書類の削減や簡素化等を、また、建設資材価格高騰などの市場実態が適切に反映された工事代金、労務費の上昇に対応する適正な設計労務費単価などについて要請を行って参ります。

当協会は、これまでの足跡を踏まえ、今後とも業界の責務を果たすため、市及び市議会など関係機関及び諸団体との連携をより緊密にしながら、会員相互が結束し、業界の健全な発展を目指して参ります。

1.会議

(1)総会  事業並びに予算・決算の審議、その他の事項について
(2)理事会協会運営、その他本会の目的達成に必要な事項について 
月1回開催、他に必要に応じて臨時会を開催

2.関係団体との連絡会議

(1)災害防止団体による会議等について
(2)関係官庁の連絡打ち合わせ会議等について
(3)関係業界、関係団体等の連絡打ち合わせ会議等について

3.事業

(1)会員企業の経営に資する情報の収集と提供
(2)各発注機関との情報交換及び要望活動
イ.今後見込まれる事業に対しての要望活動
ロ.入札、発注関連の情報収集及び情報交換
ハ.その他工事内容についての情報交換
ニ.小樽市と連携を保ち、災害時の緊急対応出動(防災協定による)
ホ.災害時想定の連絡網の確認作業(防災協定の体制の確認)
(3)労働災害防止と交通事故防止の推進
イ.小樽労働基準監督署及び建設業労働災害防止協会との連携
ロ.交通安全協会等、各団体との連携
(4)新規会員加入促進活動
(5)会員相互の連携強化と親睦事業
イ.新年懇親会の開催
ロ.観桜会、観楓会の開催
ハ.親睦ゴルフ大会の開催
ニ.その他親睦事業の開催
(6)各団体との連携による地域活性化事業
イ.青年部と連携した事業の開催
ロ.地域活性化のための研究、実践
ハ.小樽市除雪業務共同企業体連絡協議会との連携
(7)その他関係団体との協力、後援