平成29年度　事業計画

　建設業は社会資本整備の担い手、地域雇用の受け皿として地域経済の発展に大きく寄与してきましたが、近年は、国及び地方公共団体の厳しい財政状況を反映し、公共事業は減少傾向にあるとともに、資材価格の高騰や人手不足に直面して、大変厳しい状況が続いています。

　北海道においては、公共工事は引き続き減少傾向にありますが、住宅建設は持ち直しが見られるとともに、昨年３月に開業した北海道新幹線の札幌延伸工事も本格化していることから、今後の動向に期待しているところであります。

　また、小樽市においては、老朽化している庁舎等の施設や道路・橋梁等の耐震改修や長寿命化対策については喫緊の課題と考えられることから、業界一丸となって取り組んで参りたいと考えております。特に、新幹線の新小樽駅周辺の開発については、将来を見据え業界としても積極的に取り組まなければならない課題と考えており、そのために関係機関との連携を深めて参ります。

　さて、昨年は北海道に大型の台風が三度来襲し、各地に甚大な被害をもたらしました。その災害からの復旧に当たっては、建設業がその最前線で取り組む使命を担っており、その自覚と自負を持って今後とも地域の方々の安全で安心な生活を支えて参る所存であります。

　本会は昨年創立７０周年を迎えましたが、これまでの足跡を踏まえながら建設業界の発展の新たな一歩を進めるため、今後とも市及び市議会など関係機関及び諸団体との連携をより密にしながら、会員相互が切磋琢磨し一致団結して業界の健全な発展を目指して参ります。

１．会　　議

（１）総　会　　事業並びに予算・決算の審議、その他の事項について　　　　

（２）理事会　　協会運営、その他本会の目的達成に必要な事項について

      月1回開催、他に必要に応じて臨時会を開催

２．関係団体との連絡会議

（１）災害防止団体による会議等について

（２）関係官庁の連絡打ち合わせ会議等について

（３）関係業界、関係団体等の連絡打ち合わせ会議等について

３．事　　業

（１）会員企業の経営に資する情報の収集と提供

（２）各発注機関との情報交換及び要望活動

イ. 今後見込まれる事業に対しての要望活動　　　　　　　　　　　　　

ロ. 入札、発注関連の情報収集及び情報交換　　　　　　　　　　　　　

ハ. その他工事内容についての情報交換

ニ. 小樽市と連携を保ち、災害時の緊急対応出動(防災協定による)

ホ. 災害時想定の連絡網の確認作業(防災協定の体制の確認)

（３）労働災害防止と交通事故防止の推進

イ. 小樽労働基準監督署及び建設業労働災害防止協会との連携

ロ. 交通安全協会等、各団体との連携

（４）創立70周年記念事業

イ. 記念誌の発行

ロ. ホームページの開設

ハ. ロゴマークの制定　

（５）新規会員加入促進活動

（６）会員相互の連携強化と親睦事業

イ. 新年懇親会の開催

ロ. 観桜会、観楓会の開催

ハ. 親睦ゴルフ大会の開催

ニ. その他親睦事業の開催

（７）各団体との連携による地域活性化事業

イ. 青年部と連携した事業の開催

ロ. 地域活性化のための研究、実践

ハ. 小樽市除雪業務共同企業体連絡協議会との連携

（８）その他関係団体との協力、協賛、後援